2026年8月 北海道ショア海水温レポート|18地点・日本海は夏魚本番

北海道 ショア 海水温 2026年8月 18地点 レポート 北海道ショア海水温レポート

「7月からずっと水温が高いままだけど、真夏の8月は北海道のどこで何が釣れているのか」——そんな北海道ショア釣り師の方へ。

私・ぐるるがるごんが毎日記録している日本海・太平洋・オホーツク18地点の海水温データをもとに、2026年8月前半(1〜10日)の動きをお届けします。

前半の日本海は全8地点が23〜25℃台の高水温で安定し、函館は一時27℃台と全道トップまで上がりました。夏魚がそろう帯域で、8月6日には石狩サーフでショアヒラメ55cmが上がり、石狩湾新港には小サバ・イワシも入り始めています。一方、噴火湾・苫小牧やオホーツク(網走・紋別)は19〜22℃台の中水温帯まで上がって夏魚の本格化はこれから。太平洋東部(釧路・厚岸・えりも)は16〜19℃台の冷水のままで、厚岸は湧昇で下がる日もあり、冷水魚が岸の主役という構図です。

このレポートを読めば、2026年8月前半の北海道沿岸で「今どこが真夏モードで、どこはまだ夏魚が入り始めたばかりか」をエリア別に把握でき、空振りを避けて釣行先を選ぶヒントになればうれしいです。

📌 この記事でわかること

✅ 北海道沿岸18地点(日本海・太平洋・オホーツク)の8月前半の海水温データ
✅ 日本海の高水温安定・函館の全道トップ27℃と、海域ごとに分かれた3つの水温グループ
✅ 石狩サーフのショアヒラメ55cm・小サバ/イワシの接岸・シャコ/ハゼの継続など、エリア別の最新の動き

2026年8月前半(1〜10日)18地点の海水温データ

2026年8月1〜10日の北海道沿岸18地点の海水温データをまとめました。日本海・太平洋・オホーツクの3海域で、真夏の高水温と海域差を比較できるようにしています。

まずは海域別に、8/1・8/5・8/10の代表3日と、前半10日間での変化量を確認します。

日本海エリア(8地点)

地点 8/1(℃) 8/5(℃) 8/10(℃) 変化
積丹(入舸漁港) 23.3 23.8 23.0 −0.3
石狩(石狩湾新港) 23.6 23.9 24.0 +0.4
小樽(祝津) 23.9 24.0 23.8 −0.1
留萌 23.4 24.1 23.6 +0.2
寿都 23.5 23.4 23.6 +0.1
江差 24.5 24.3 24.8 +0.3
古平 23.9 24.3 23.6 −0.3
羽幌 23.3 23.8 23.6 +0.3

太平洋エリア(7地点)

地点 8/1(℃) 8/5(℃) 8/10(℃) 変化
函館 25.6 25.6 26.4 +0.8
噴火湾(室蘭) 19.6 20.1 22.0 +2.4
苫小牧(西港) 19.7 19.5 21.6 +1.9
長万部 21.1 20.1 21.9 +0.8
えりも 17.5 18.9 18.6 +1.1
釧路 16.7 18.0 17.8 +1.1
厚岸 16.7 17.5 17.5 +0.8

オホーツクエリア(3地点)

地点 8/1(℃) 8/5(℃) 8/10(℃) 変化
網走 19.2 20.2 20.0 +0.8
紋別 20.0 21.2 21.2 +1.2
根室 16.6 16.9 18.4 +1.8

前半10日間で最も上昇したのは噴火湾(室蘭)の+2.4℃、前半の最高水温は函館の27.1℃(8月8日)でした。7月末に23〜24℃台まで上がった日本海は、8月前半も23〜25℃台の高水温で横ばいが続いています(月なかばにいったんピークをつけ、10日にかけてやや落ち着く地点も見られました)。水温は大きく3つのグループに分かれました。日本海8地点と函館は23〜27℃の高水温グループで夏魚が本番。噴火湾・苫小牧・長万部とオホーツク(網走・紋別)は19〜22℃台の中水温グループで夏魚の本格化はこれから。太平洋東部(釧路・厚岸・えりも)と根室は16〜19℃台の低水温グループで、厚岸は前半なかばに16.9℃まで下がる日もあり(湧昇)、まだ冷水魚が岸の主役という構図です。ただし根室は10日にかけて18℃台まで上がってきました。

日本海エリアの釣果考察(前半)

日本海側は8地点すべてが23〜25℃台の高水温で安定し、真夏の夏魚シーズンが本番を迎えています。ヒラメ・シャコ・ハゼ・青物(ショアブリ)・回遊魚(イワシ・サバ)・マメイカと、狙える魚種がもっとも多彩になる時期です。

ショアヒラメ・回遊魚が動き出した石狩湾新港・小樽

前半の日本海でうれしい報告が、石狩サーフのヒラメです。8月6日、石狩サーフのショアジギングで55cmのヒラメが上がったと、釣具店の公式ブログで紹介されました。あわせて、石狩湾新港に小サバやイワシが入ってきているとの報告もあり、水温23〜24℃台の日本海が夏魚のステージに入ったことがうかがえます。ヒラメの適水温や狙い方はショアヒラメ 水温別攻略法もあわせてご覧ください。

石狩湾新港は、シャコ・ハゼ・カレイ・回遊魚が1か所で楽しめる複合ポイントです。シャコの投げ釣りは例年7月から本格化し、7月からの好調が続けば8月も有望なシーズンです。ねらい場は樽川埠頭・花畔埠頭が定番で、夏休みのファミリーフィッシングとも相性のよいエリアです。シャコの狙い方はシャコ釣り入門、ハゼ狙いはハゼ(マハゼ)の生態ガイドもどうぞ。

小樽港でも、ソイ・クロソイ・ハチガラなどのロックフィッシュや、ハゼ・カレイの陸っぱり釣果が続いています。回遊魚のイワシは北海道では6〜8月がピーク、サバは7〜10月が本番(特に8〜9月)で、いずれもサビキが有効です。港の回遊魚が濃くなるこの時期は、イワシ接岸の読み方サバのサイズ別エリアガイドを参考にすると釣りの解像度が上がります。

青物の適水温に入った積丹・寿都・江差

地磯から狙う「ショアブリ」は、水温上昇とともにベイトが接岸するとナブラが立ちやすく、磯・堤防からのショアジギングが熱くなる時期です。ブリはショアで狙う際、接岸の下限が14℃台、口を本格的に使うのが18℃以上とされ、日本海側の23〜25℃台はすでに適水温の帯域に入っています。北上ルート上の代表的な一級ポイントが、積丹半島西側の地磯と道南・乙部の鮪ノ岬です。

寿都も弁慶岬周辺を中心にショアブリの実績エリアで、青物とヒラメ・ソイをあわせて狙える状況です。ただし青物の釣れ行きはイワシ・カタクチイワシの接岸状況に大きく左右されるため、ベイトの動きとあわせた見極めが必要です。ショアブリの適水温や回遊の傾向はショアブリの釣り場ガイドもあわせてご覧ください。

その他のエリア(留萌・羽幌・古平)

  • 留萌:カレイ・アイナメ・マメイカが狙い目。水温は前半の最高で24.5℃まで上がり、ヒラメ・回遊魚も射程。
  • 羽幌:カレイ・アブラコ(アイナメ)・ロックが狙い目。ヒラメや回遊魚も射程の水温帯で、前半は最高24.1℃。
  • 古平:サーフのヒラメ・回遊魚と、港のロックが狙い目。漁港本体は工事の影響が続く場合があり、釣行前に最新情報の確認が必須。前半は最高24.8℃。
🌊 日本海エリアのポイント

全8地点が23〜25℃台の高水温で安定し、夏魚が本番。8月6日には石狩サーフでヒラメ55cm、石狩湾新港には小サバ・イワシも入り始めました。シャコ・ハゼの投げ釣りも継続シーズンで、積丹・寿都・江差は青物の適水温帯に入っています。

太平洋エリアの釣果考察(前半)

太平洋側は道南と道東で明暗がくっきり分かれました。道南の函館は27℃台まで上がって全道トップの高水温、噴火湾・苫小牧・長万部は19〜22℃台の中水温帯。対して道東(釧路・厚岸・えりも)は16〜19℃台の冷水で、カレイ・コマイなど冷水魚がまだ岸の主役です。

全道トップ27℃まで上がった函館

太平洋側で前半いちばんの高水温は函館です。前半の水温は8月8日に27.1℃まで上がり、道内でも頭一つ抜けました。津軽海峡側は日本海系の暖かい海水が入りやすく、青物が最も動きやすい帯域です。函館近郊はショアジギングでのブリ狙いが人気で、市街の東側に延びる下海岸(汐首・恵山方面)の海岸やサーフが夏の青物の狙い場になります。ただし前半時点で日付・場所まで確認できる陸っぱりの大型青物の報告は限られており、ここは今後の動きを追っていきたいところです。

中水温帯へ上がった苫小牧・室蘭・長万部

噴火湾から苫小牧にかけての太平洋西部は、前半で水温がぐっと伸び、19〜22℃台の中水温帯まで上がりました。とくに噴火湾(室蘭)は前半+2.4℃と18地点で最大の上昇です。苫小牧は東港フェンス前・一本防波堤が実績場で、カレイ・ヒラメに加え、サビキでのサバ・イワシが狙えます。岸からのフクラギ(ブリの若魚)の本番は10月で、8月前半はまだ本格化前です。噴火湾のサーフはヒラメが定番ですが、南東の強風で海が荒れる日もあり、風を見て日本海側へ転進する選択も有効です。ヒラメの適水温や狙い方はヒラメの攻略ガイドもご参照ください。

まだ冷水で冷水魚が現役の釧路・厚岸・えりも

道東太平洋側は、水温がまだ16〜19℃台の冷水です。青物・回遊魚の本番は8月後半〜9月以降で、前半はカレイ・コマイが岸の主役でした。知床方面の漁港では良型のコマイやガヤ、道東ではソイなどの根魚が狙えます。なお釧路港は、東港区・西港区の防波堤(陸から離れた区間)が立入禁止区域、中央埠頭や各埠頭のバース岸壁も立入制限区域に指定されており、いずれも釣り目的での立入はできません。釣りは千代の浦マリンパークの釣り護岸など、開放された場所を利用してください。えりもは前半なかばに19.6℃まで上昇しましたが、厚岸は8月4日の17.8℃から8月7日に16.9℃まで下がるなど、上下動が見られます。えりも・襟裳岬周辺は沖の深いところから冷たい海水が海面に湧き上がりやすい海域で、この現象(湧昇:ゆうしょう)のために水温が読みにくくなります。

🐟 太平洋エリアのポイント

函館は27℃台で全道トップの高水温、青物の適水温帯。苫小牧・室蘭・長万部は19〜22℃台の中水温帯まで上がり(室蘭は前半+2.4℃で最大の上昇)、サバ・ヒラメが狙い目です。岸のフクラギ本番は10月。道東(釧路・厚岸・えりも)は16〜19℃台の冷水で、カレイ・コマイが岸の主役。厚岸は湧昇で下がる日もありました。

オホーツクエリアの釣果考察(前半)

オホーツク海側は、7月の低水温グループから抜け出し、網走・紋別が19〜22℃台の中水温帯まで上がりました。前半は港のロックフィッシュとカレイ・コマイが岸の主役で、夏のカラフトマス(本番は8月)の接岸期に入っていく時期にあたります。

中水温帯へ上がった網走・紋別と、接岸期に入るカラフトマス

網走は前半なかばに21.1℃、紋別は21.8℃まで上がり、7月の低水温グループから中水温帯へ移りました。港のちょい投げではカレイ・カジカ、港内のガヤ・ソイなどロックフィッシュが堅調です。コマイは夜行性で、夕マズメ〜夜に港内や河口の浅場へ接岸するため、水温が上がった夏でも数釣りが楽しめます。

カラフトマスは、オホーツク・知床方面で例年7月中旬〜下旬に接岸が始まり、8月が最盛期です。8月前半は接岸が進んでいく時期にあたります。なお、サケ・マスの河口では釣りが規制されるエリアが多く、規制の範囲や期間は河川ごと・年ごとに異なります。カラフトマスをねらう場合は、釣行前に必ず北海道・オホーツク総合振興局の最新情報と現地の標柱を確認し、規制区域では竿を出さないようにしてください。河口規制の距離・期間・罰則は公式資料(北海道フィッシングルール)と現地表示で当日に再確認するのが確実です。

❄️ オホーツクエリアのポイント

網走・紋別は19〜22℃台の中水温帯まで上昇し、7月の低水温グループから抜け出しました。港のロックと投げカレイ・コマイが堅調です。カラフトマスは8月が最盛期で接岸期に入りますが、河口規制は釣行前に振興局・現地標柱で要確認です。根室も10日にかけて18℃台まで上がってきました。

8月前半のまとめと、後半への見通し

ここまでが2026年8月前半(1〜10日)の動きです。日本海8地点と函館が23〜27℃の高水温グループ(夏魚本番)、噴火湾・苫小牧・オホーツクが19〜22℃の中水温グループ(夏魚の本格化はこれから)、道東・根室が16〜19℃の低水温グループ(冷水魚が現役)という3層構造になりました。7月と比べてオホーツクが中水温帯へ上がり、純粋な低水温は道東だけに絞られてきたのが8月らしい変化です。石狩サーフのヒラメ55cm、石狩湾新港への小サバ・イワシの接岸が前半のトピックです。

後半(11〜31日)は、日本海が高水温を維持したまま夏魚のピークが続き、シャコ・ヒラメ・回遊魚がそろって狙いやすくなると見ています。中水温帯まで上がった苫小牧・オホーツクで夏魚がさらに動き出すか、道東の昇温がどこまで進むかも注目です。後半のデータと釣果は、あらためて同じ18地点で追記します。次回、後半のレポートもあわせてご覧いただければうれしいです。

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