【初心者向け】北海道ショアのロックフィッシュ入門|ソイ・アイナメをワームで狙う釣り方

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「北海道でロックフィッシュをルアーで釣ってみたいけど、どんな道具を揃えて、どこでどう狙えばいいか分からない」——そんな入門者に向けた記事です。

まず、この釣りの要点からお伝えします。北海道のショアロックフィッシュは、ソイもアブラコ(アイナメ)も、同じライトタックル+ワームのボトム攻略でまとめて狙えます。ざっくり「夜・港ならソイ、日中はテトラや磯でアブラコ」と覚えておくと分かりやすいです。道具はスピニング1式(PE0.6〜1.0号+ナイロンリーダー、シンカー5〜14g)があれば始められ、リグはテキサス/フリーリグ/ジグヘッドの3つ、ワームはピンテール系とクロー系を軸に、反応を見て数色そろえれば十分です。

しかも初夏〜秋は魚が身近な港の浅場まで寄るので、入門にはうってつけの季節。この記事では、ソイとアブラコの違い・シーズン・タックル・リグ・ポイントの選び方・釣り方の基本までを、初めての方が次の週末に港で1匹目を狙えるところまで一気にまとめました。釣り方に正解はひとつではないので、まずは基本の一例として、参考にしてもらえたらうれしいです。

この記事でわかること

  • ソイ・アブラコ(アイナメ)の違いと共通点
  • 入門に向くシーズン・時間帯
  • 最初に揃えるタックル一式
  • 基本のリグ(テキサス/フリー/ジグヘッド)とワームの選び方
  • ポイントの選び方と釣り方の基本
  • 著者ぐるる自身の実釣メモ(デイのアブラコ・ナイトのソイ)
  1. ソイとアブラコの違いと共通点
    1. ソイ|夜・港のストラクチャー狙い
    2. アブラコ(アイナメ)|日中・テトラ/磯のボトム狙い
    3. 共通点|同じライトタックル+ワームでまとめて狙える
    4. 本当の初心者へ|まずはガヤで肩慣らし
  2. 北海道ロックフィッシュのシーズン|夏が入門に向く理由
    1. 時間帯の目安
  3. 揃えるタックル|初心者の最初の1本
    1. 最初に買う道具早見
  4. リグとワーム|テキサス/フリーリグの使い分け
    1. テキサスリグ|根が荒い場所の主力
    2. フリーリグ|フォールで食わせる
    3. ジグヘッド|港の常夜灯まわり
    4. ダウンショットリグ|底を切って食わせる(★慣れてから)
    5. キャロライナリグ(ノーマル/三叉キャロ)|遠投して沖の根を探る(★慣れてから)
    6. ワームの選び方(種類・サイズ・カラー)
  5. ポイントの選び方|港・テトラ・磯・ゴロタ
  6. 釣り方の基本|ボトムの取り方とアタリ
    1. 基本の動かし方
    2. アタリとアワセ
    3. 根掛かり対策
  7. 実釣メモ|デイゲームのアブラコ狙いで組み立てていること
    1. まず足元と沈みテトラを入念に探る
    2. 私のタックル・カスタム例|パワーとライトの使い分け
    3. なぜショックリーダーにフロロを使わないか(私の考え)
    4. ワームとリグの使い分け(実際の引き出し)
    5. ダウンショットのバリエーション|通常とエダスダウンショット
    6. ワームの自由度を上げるカスタム|クッションゴム+ループノット
    7. 三叉キャロの使いどころ|ふわふわ漂わせて食わせる
    8. ナイトゲームのソイ|スロースイミングとフロートリグ
    9. 入門者へひとこと
  8. 安全と持ち帰り|テトラ/磯の注意と食べ方
    1. 食べ方
  9. まとめ|夏の港からロックフィッシュを始めよう

ソイとアブラコの違いと共通点

北海道のショアロックフィッシュで、まず出会うのがソイアブラコ(アイナメ)の2種類です。狙い方の入口として、この2魚種の性格の違いを押さえておくと、釣り場での判断が早くなります。

結論から言うと、2魚種は「時間帯」と「着き場」が少し違うだけで、道具も釣り方もほぼ共通です。だから、片方を覚えればもう片方も自然に釣れるようになります。

ソイ|夜・港のストラクチャー狙い

ソイ(クロソイ・シマゾイなど)は、日中は岩やテトラの隙間に隠れ、暗い時間帯にストラクチャー(障害物)の際へ出てきて捕食することが多い魚です。

  • 活性が上がるのは夜・朝夕のマズメ
  • 港内の常夜灯まわり・岸壁の際・テトラの隙間に着く
  • 障害物にタイトに身を寄せる習性

港の身近な場所で狙えるので、入門者が最初の1匹に届きやすいのはソイです。ソイの種類(クロソイ・シマゾイなど)の見分け方は、北海道のソイの種類と見分け方で詳しく紹介しています。

アブラコ(アイナメ)|日中・テトラ/磯のボトム狙い

アブラコは北海道での呼び名で、標準和名はアイナメです。ソイよりもデイゲームで狙いやすい傾向があり、日中の釣りが成立しやすいのが入門者にはうれしいポイントです。

  • 日中の釣りが成立(明るいうちに楽しめる)
  • テトラ帯・磯・ゴロタ浜など、ゴツゴツした底に着く
  • 底べったりを這うように移動する

引きが強く、良型はロッドを一気に絞り込むので、ファイトの楽しさも魅力です。アイナメの生態や成長ぶりは、アイナメ(アブラコ)の生態ガイドで詳しく紹介しています。

共通点|同じライトタックル+ワームでまとめて狙える

この2魚種の一番大事な共通点は、タックルとルアーが共通という点です。

  • どちらもワームのボトム(底)攻略が基本
  • 同じライトロッド・リグで両方に対応できる
  • 「底の障害物まわりを丁寧に探る」という釣りの軸が同じ

つまり、1セットのタックルで両方を狙えるので、入門の1本目としてコスパが良い釣りなんです。

本当の初心者へ|まずはガヤで肩慣らし

もし「ルアーで魚を釣ったことがない」なら、いきなりソイ・アイナメを狙うより、まずガヤ(エゾメバル)から始めるのがおすすめです。

  • 港で数が釣れて、ジグヘッド+ワームに素直に反応する
  • まず「ルアーで魚を掛ける感覚」をつかめる
  • この感覚が分かると、ソイ・アイナメ狙いも一気に楽しくなります

ガヤは身近な港で手軽に狙える魚です。生態や見分け方は、ガヤ(エゾメバル)の生態ガイドで詳しく紹介しています。

北海道ロックフィッシュのシーズン|夏が入門に向く理由

ロックフィッシュは通年で狙える魚ですが、入門するなら初夏〜秋(およそ6〜11月)が特におすすめです。理由は、この時期は魚が身近な港の浅い場所まで動いてくれるからです。

  • 夏は港の常夜灯・岸壁際で数が出やすく、初心者でも反応を得やすい
  • 水温が下がる晩秋〜初冬は良型(大型)が狙える一方、ポイントや時合いがシビアになりやすい
  • 真冬〜早春は魚が深場に落ちやすく、ショアからはポイントと時合いの見極めがシビアになりやすい(夜の港内でソイを狙う人もいますが、入門者には難易度が上がる時期)

時間帯の目安

ターゲット 狙いやすい時間帯 主な着き場
ソイ 夜・朝夕マズメ 港内・常夜灯・岸壁際・テトラ
アブラコ 日中〜マズメ テトラ・磯・ゴロタ底

「夜はソイ中心、日中はアブラコ中心」とざっくりイメージしておくと、釣行の時間帯に合わせてターゲットを選びやすくなります(どちらも夜・日中で釣れる余地はあります)。

揃えるタックル|初心者の最初の1本

道具は、最初から高価なものを揃える必要はありません。ライトなロックフィッシュ用に、汎用性の高い1セットを組めば十分に始められます。

最初に買う道具早見

道具 目安 ひとこと
ロッド 7〜8ft台・ML〜Mクラスのロック/ベイエリア用 港も磯も回せる長さ
リール スピニング2500〜3000番 最初はスピニングが扱いやすい
メインライン PE0.6〜1.0号(最初はナイロン2〜4号でもOK) 慣れたらPE、最初はナイロンが手軽
リーダー ナイロン系(カーボナイロンなど)12〜16lb(PE使用時) 根ズレ対策・ナイロン直結なら不要
シンカー 5〜14g前後を数種 場所の水深・流れで使い分け

メインラインは、最初はナイロン(2〜4号)から始めるのがおすすめです。PEはショックリーダーの結束が少し難しいので、リーダーなしでも扱えるナイロンのほうが入門にはラク。飛距離が物足りなくなってきたらPEに切り替えると、より遠くを探れるようになります。ただしPEは軽くて風に弱いので、強風時は注意が必要です。ラインが風にあおられてフケやすく根掛かりが増えるうえ、キャストが風で流されてテトラなどの障害物に引っかかり、ラインブレイクすることもあります(実際に私もやりました)。風の強い日の無理な遠投は控えめにしましょう。

まずはスピニングタックル1式で始めて、慣れてきたらベイトタックルや専用ロッドに広げていくのが、無理のない揃え方です。

リグとワーム|テキサス/フリーリグの使い分け

ロックフィッシュ入門でつまずきやすいのが「リグ(仕掛け)の種類」です。ですが、最初に覚えるのはテキサス・フリー・ジグヘッドの3つで十分です。ダウンショットやキャロは、慣れてきてから挑戦すればOK。根の荒さとフォール(沈み方)で使い分けます。

テキサスリグ|根が荒い場所の主力

シンカーとワームが一体的に動き、障害物をすり抜けやすいのがテキサスリグです。

  • 根掛かりしにくいので、テトラ・磯など根の荒い場所で頼れる
  • ボトムの地形変化を感じ取りやすい

フリーリグ|フォールで食わせる

シンカーが遊動する(自由に動く)ことで、着底後にワームがふわっと漂うのがフリーリグです。

  • フォール中のアタリを取りやすい
  • 港内のスリットや、フォールで食わせたい場面に強い

ジグヘッド|港の常夜灯まわり

軽快に探れるジグヘッドは、港内の常夜灯や浅い場所でのソイ狙いに向きます。

  • 手返しよくテンポで探れる
  • 軽いリグなので浅場・港内向き

ダウンショットリグ|底を切って食わせる(★慣れてから)

シンカーの上にワームをセットし、底からワームを少し浮かせて見せるのがダウンショットリグです。

  • ワームが底を切って漂うので、渋いときの食わせ力が高い
  • シンカーだけ底を取るので、根掛かりを軽減しつつ地形を感じ取れる
  • その場でシェイクして誘える(動かさず「止め」で食わせる場面にも強い)

キャロライナリグ(ノーマル/三叉キャロ)|遠投して沖の根を探る(★慣れてから)

足元だけでなく、遠くの沖の根やかけ上がりを探りたいときの主力がキャロライナリグです。遠投性能とボトム感知に優れ、北海道のアブラコ・ソイの遠投ゲームで定番のリグです。

  • ノーマルキャロ … 中通しシンカー+ビーズ+スイベルの先にリーダー(エダス40〜50cmが基準)とワーム。シンカーから離れているのでワームサイズを選ばず、スイミングで広く探れる
  • 三叉キャロ(三又サルカン式) … 三又サルカンを起点に「メインライン/シンカー/エダス+ワーム」を分岐。エダスを長め(1.2m前後)に取ることで、ボトム〜中層をふわふわとナチュラルにアピールできる。キャストや操作の難易度は上がるが、カケアガリなど底の変化を食わせ重視で探りたいときに向く

飛距離を出して沖のストラクチャーを狙えるので、足元で反応がないときの一手として覚えておくと釣りの幅が広がります。

ワームの選び方(種類・サイズ・カラー)

  • 種類:基本はピンテール系(細身・ローアピール)、甲殻類パターンはクロー(ホッグ)系。反応がなければシャッドテール→カーリーテールでアピールを上げてサーチ
  • サイズ:2〜4インチを中心に
  • カラー:夜・濁りはダーク系やグロー系、日中・澄み潮はナチュラル系が基本

私がピンテール系を軸にする理由は2つあります。1つは、釣り人が多いハイプレッシャーな漁港でスレた魚を狙うことが多く、あえてローアピールで口を使わせたいから。もう1つは、私の主軸であるワインドやボトムバンピングといったリアクションバイト(反射的に口を使わせる釣り)と相性が抜群だからです。ピンテールは水の抵抗が少なく、ロッドをあおるとワームがキビキビ跳ねてくれるので、魚の目の前でアクションを強めて誘うときにとても効果的です。

一方で、ピンテールはタダ巻き(スイミング)だとアピールが低く、反応が薄いこともあります。そこで活きるのがシャッドテール・カーリーテールです。テールが水を受けてしっかり泳ぐので、スイミングアピールで表層〜中層を広くサーチしたいときに活躍します。私も、ナイトゲームのスロースイミングは基本シャッドかカーリーで攻めます。

アピールの強さは、おおむねピンテール < シャッドテール < カーリーテールボトムでリアクションを入れるならピンテール、表層〜中層をスイミングでサーチするならシャッド/カーリー、と使い分けています。まずローアピールのピンテールから入り、反応がなければアピールを上げてサーチ——これが私の基本の流れです。

最初は「ピンテール系1種類+クロー系1種類」をダーク/ナチュラルで数色。そこにサーチ用のシャッド系かカーリー系を1つ足すと、渋いときの引き出しが増えます。

ポイントの選び方|港・テトラ・磯・ゴロタ

ロックフィッシュは「障害物と底の変化があるところ」に着きます。逆に言えば、変化のない砂地のど真ん中には少ないので、釣れる場所の見極めが釣果を大きく左右します

入門者がまず入りやすいのは、足場が良く常夜灯もある港(漁港・堤防)です。

  • 岸壁の際(キワ) … 壁に沿って落とすだけで反応が出ることも
  • テトラの隙間・穴 … ソイ・アブラコともに大好きな一等地
  • スリット(堤防の切れ目)・敷石 … 底の変化に魚が着く
  • ゴロタ浜・磯の根まわり … アブラコの良型が期待できる

「際・穴・底の変化」の3つを意識して探るだけで、当てずっぽうに投げるより一気に効率が上がります。

釣り方の基本|ボトムの取り方とアタリ

ロックフィッシュ釣りの基本は、底(ボトム)をきちんと取ることに尽きます。着底を感じられれば、あとは魚のいる障害物まわりを丁寧に探るだけです。

基本の動かし方

  • リフト&フォール … 底から軽く持ち上げて、落とす。フォール中に食うことが多い
  • ズル引き … 底を這わせるように、ゆっくり引いてくる
  • 穴撃ち … テトラの隙間に落とし込み、際で誘う

アタリとアワセ

  • アタリは「コツン」「グーッと重くなる」など。フォール中はラインの動きでも取る
  • 根に潜られる前に、アタリがあったら早めにアワセて浮かせるのがコツ

根掛かり対策

  • 根の荒い場所ではテキサスリグを主力にし、シンカーは軽すぎず重すぎずを選ぶ
  • 根掛かりを恐れて底を切りすぎると釣れないので、「底は取る・でも止めすぎない」のバランスが大切

実釣メモ|デイゲームのアブラコ狙いで組み立てていること

ここからは、私(ぐるる)が北海道の漁港で実際にやっている釣り方を、そのままお伝えします。基本は日中の釣り(デイゲーム)でアブラコ中心、フィールドは漁港がメインです。

なお、ここから先は少し踏み込んだ応用編も含みます。最初の1匹を目指す段階では、気になるところだけ拾い読みでOK。慣れてきたら、また戻ってきてください。

まず足元と沈みテトラを入念に探る

いちばん大事にしているのは、闇雲にキャストしないことです。遠くへ投げる前に、まず足元や沈んでいるテトラを丁寧に探ります。

  • 足元・岸壁際・沈みテトラをじっくりチェック
  • ストラクチャーの位置を把握してから釣りを組み立て
  • 一本防波堤などストラクチャーが分かりにくいポイントは少し苦手

ストラクチャーの位置さえつかめれば、底すれすれをデッドスローで巻くか、ボトムバンピングでアタリが出ることが多いです。

私のタックル・カスタム例|パワーとライトの使い分け

私はロッドパワーで根から一気に浮かせる(ぶち抜く)釣りが好みで、パワー寄りのカスタムにしています。ただしこれはあくまで私のセッティングで、入門者はまず前述の道具早見(ML〜Mクラス)で十分です。参考までに、私は状況で2つを使い分けています。

  • パワー(ぶち抜き重視)… ロッドMH〜MMH/PE1.5号+カーボナイロンリーダー4〜6号
  • ライト(10g以下の軽量シンカー)… ロッドML/PE0.8号+カーボナイロンリーダー2号

重いシンカーで強引に攻める日はパワー側、軽いリグで繊細に探る日はライト側、と組み替えています。

ショックリーダーの素材は、私はナイロン派です。ナイロンとフロロの特性を併せ持つカーボナイロンライン(DUEL)を使っています。しなやかで扱いやすく、コスパも良いので、惜しみなく贅沢に組めるのがお気に入りです。

強度は、あえてPEライン(メインライン)より少し低めに設定しています。高負荷や根掛かりのときにリーダー側から先に切れるようにして、高価なメインラインの消耗を抑えるための工夫です。

なぜショックリーダーにフロロを使わないか(私の考え)

一般には「フロロは感度が良い」と言われますが、私はそうは思っていません。理由は感度アワセの2つです。

  • 感度:フロロは沈むラインなので、ラインが常に地面をこすっている感触があります。これを「感度が良い」と感じている面があると思います。むしろ、浮くナイロンやPEはシンカー付近の一点しかボトムに触れないので、余計なノイズが入らず、アタリがクリアに出ます
  • アワセ:フロロは横方向に引っ張らないと、弛んだラインがまっすぐになるだけで力が伝わりにくい。ナイロンやPEはどの方向で合わせてもフッキングが決まります

フロロは、どちらかというとエサ釣りの仕掛け作りに向いていると感じています。

また、「ナイロンは伸びるから感度が悪い」とも言われますが、ショックリーダーの本来の目的はラインブレイクを防ぐこと。その役割で考えれば、伸びは大きな問題になりません。柔らかさを売りにした(伸びすぎる)ナイロンは避けたいですが、ショックリーダーとして売られているナイロンリーダーなら問題ないと感じています。

もちろん、一般的にはフロロのほうが感度やフッキングに優れるとされますし、短いリーダーなら素材による差は小さいという意見もあります。ここはあくまで私の経験則として、参考程度に受け取ってください。

ワームとリグの使い分け(実際の引き出し)

カラーはクリアシルバーをよく使います。基本はナチュラルカラーが好みです。状況で次のように使い分けています。

狙い・状況 リグ/ワーム アクション
基本の底攻め ピンテール系(ナチュラル) ボトムバンピング・テンションフォール・シェイク
少し粘りたいとき クロー系 ズル引き・シェイク・ステイ
ネチネチ食わせたいとき ダウンショット+クロー系 中層〜ボトムでシェイク
表層〜中層をスイミングでサーチ/ナイトのスロー巻き シャッド〜カーリーテール系 タダ巻き・スロースイミング
近距離・シャロー バレットシンカーのテキサス(10g以下) ボトム中心
遠投したいとき ビーンズシンカーのテキサス/フリーリグ 遠投してボトム
足元をサーチ スロー系メタルジグ 落として誘う

テキサスとフリーリグは、動かし方で選び分けています。テンションフォールやスイミングで見せたいときはテキサスリグ、フリーフォールやボトムバンピングで落として食わせたいときはフリーリグ、というのが私の基準です。

テトラの穴に小さめのワームを打ち込みたいときも、ダウンショットの出番です。シンカー側のエダスを長めにとり、テンションを大きく抜き差ししながら、その場で定点のボトムバンピングをさせる——これも私がよく使う誘い方です。

ダウンショットのバリエーション|通常とエダスダウンショット

まず、通常のダウンショットも、ボトムから少しワームを浮かせた状態をキープできる優秀なリグです。決してエダスに劣るわけではありません。

そのうえで、私が穴釣りで最強クラスだと思って頼りにしているのがエダスダウンショットです。エダスを追加して、胴付き仕掛けのようにワームを接続する形で、穴釣りやシャロー、近距離でワームをよりナチュラルに操作できます。特に、ワームのサイズを落としたいときによく使います。

  • 作り方は簡単で、ラインを2つ折りにして二重八の字結びをし、できた輪をカットするだけ
  • 結び目がある分、通常のダウンショットより耐久性は少し落ちる
北海道 ロックフィッシュ エダスダウンショット 穴釣り 胴付き仕掛け ワーム ナチュラル操作
エダスダウンショット:エダスを追加して胴付き仕掛けのようにワームを接続する

また、フックを結んで固定しないフリーダウンショットもあります。ワームの自由度は高いですが、操作がかなり難しい上級者向けです。

ワームの自由度を上げるカスタム|クッションゴム+ループノット

テキサス・フリーでは、ちょっとした工夫を加えています。本来はシンカーストッパーとして使うクッションゴム(浮きゴム)を、あえてフックの手前に入れて、ワームの動きの自由度を上げるカスタムです。

セッティングは、ロッド側から順にシンカー → ビーズ → クッションゴム → ループノットで結んだフックの並びにしています。

  • シンカーとフックの間に、ビーズとクッションゴムでワンクッション入れる
  • フックはループノット(結びに輪を残す)で、フックが左右に振れる
  • シンカー直結よりワームがナチュラルに動き、食いが良くなる場面がある
北海道 ロックフィッシュ テキサスリグ フリーリグ クッションゴム ループノット カスタム ワームの自由度
通常のテキサス/フリーと、クッションゴム+ループノットを加えたぐるる流カスタムの比較

なお、同じくワームを動きやすくする目的で、最初からアイにリングが付いたオフセットフックも市販されています。ループノットが手間なら、こうしたリング付きフックを使うのも手です。

三叉キャロの使いどころ|ふわふわ漂わせて食わせる

三叉キャロライナ(三又サルカン式)は、私がよく頼るリグのひとつです。エダスを約1.2mと長めに取り、シンカーで底を取りながら、ボトム〜中層をふわふわとナチュラルにアピールします。

  • カケアガリなどのストラクチャーで、ナチュラルにアピールしたいときに使用
  • 食いが渋いとき・魚の意識が上を向いているときに有効
  • ボトム付近で定点ワインドさせるなら、エダスは短めでもOK
  • アタリはあるのに乗らないときは、メバリング用の極小ジグヘッド+1.5〜2インチの小型ワームにダウンサイジングしてズル引き

根掛かり対策のこだわりとして、シンカーのほうが高価なので、根掛かりしてもシンカーは残せるように組んでいます

ちなみに、ダウンショットも三叉キャロも、ワームサイズを大きくすればヒラメ狙いにも応用できるリグです。ロックフィッシュ用のリグがそのままヒラメにも使えるのは、覚えておくと釣りの幅が広がるポイントです。

※ここで紹介したのはあくまで私自身の使い方で、組み方や狙いどころには個人差があります。

ナイトゲームのソイ|スロースイミングとフロートリグ

基本はデイゲームですが、ナイトのソイも楽しみます。夜は、軽めのシンカーでストラクチャー回りをスロースイミングさせるのが、私にはいちばん反応が良いです。

  • ストラクチャーが分かるとき … 軽めのシンカーで際をスロースイミング
  • ストラクチャーが分からないとき … 遠投してリフト&フォール、または着水からずっとテンションフォールでサーチ

遠投性を重視したい夜は、フロートリグを使うこともあります。これは、ショックリーダーの余り糸などにウキ(フロート)を結び、天秤仕掛けのようにしてラインの絡まりを防ぎながら、ウキの先のジグヘッドで表層を引くセッティング(Fシステム)です。

  • アキアジ用の疾風(カン付きウキ)を流用し、表層を広範囲にスローサーチ
  • ウキはなるべく短く接続し、その先に1.5g程度のジグヘッド+ワームをセット
  • エダス(ウキからワームまで)は1〜1.5mほど(私は1.2mくらい)
  • ケミホタルを付ければ、夜間でもウキの位置がひと目でわかる
  • 余り糸に結ぶ代わりに、私は三又サルカンでセッティング
  • ロッドは長めのほうが仕掛けを扱いやすい

表層をゆっくり探れるので、上を意識したソイを広く拾いたいときに頼りになります。

入門者へひとこと

つい遠投したくなりますが、まずは足元と手前のストラクチャーを丁寧に探るほうが近道だと感じています。ストラクチャーの位置を覚えて、底をていねいに取る——この2つを意識するだけで、1匹目がぐっと近づくと思います。

安全と持ち帰り|テトラ/磯の注意と食べ方

ロックフィッシュ釣りは足場の悪い場所に入ることも多いので、安全対策は最優先です。

  • ライフジャケットを必ず着用(テトラ・磯・夜釣りでは特に)
  • 濡れたテトラ・磯は滑りやすい。滑りにくい靴(スパイク/フェルト)を用意
  • 夜の単独釣行は、家族に行き先を伝えるなど無理をしない

食べ方

ソイ・アブラコはどちらも白身で美味しい魚です。

  • どちらも一番のおすすめは煮つけ
  • 次点で刺身・汁物・鍋・揚げ物

持ち帰る場合は、必要な分だけにして、小型はリリースするなど資源を大切にしたいところです。

まとめ|夏の港からロックフィッシュを始めよう

北海道のショアロックフィッシュは、ソイもアブラコも同じライトタックル+ワームのボトム攻略でまとめて狙える、入門にぴったりの釣りです。この記事の要点を振り返ります。

  • 2魚種の違いは「時間帯」と「着き場」 … 夜・港ならソイ、日中・テトラ/磯ならアブラコ
  • シーズンは初夏〜秋が入門向き … 夏は身近な港で数が出やすい
  • 道具はスピニング1式でOK … ラインは最初ナイロン2〜4号、慣れたらPE0.6〜1.0号(+ナイロンリーダー)、シンカー5〜14g
  • リグは基本のテキサス/フリーリグ/ジグヘッド+慣れたらダウンショット・キャロ(三叉キャロはふわふわ漂わせて食わせたいときに)。ワームはピンテール+クローを軸に、渋ければシャッド/カーリーでサーチ
  • ポイントは「際・穴・底の変化」 … 港の岸壁際やテトラの隙間から
  • 釣り方は底を取って丁寧に探る … リフト&フォールとズル引きが基本

まずは足場の良い港で、明るいデイゲーム(日中)から1匹を狙ってみてください。慣れないうちの夜釣りは足場が見えにくく危険なので、まずは日中の釣りで安全に楽しむのがおすすめです。最初の1匹が釣れたら、足元から良型が出るこの釣りの面白さを感じてもらえると思います。安全に気をつけて、次の週末はロッドを持って海へ出かけてみてくださいね。釣り方に正解はないので、まずは足元から1匹。そこから自分の釣り方を探していくのが、ロックフィッシュのいちばんの面白さだと思います。参考になればうれしいです。

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