3月上旬。
「北海道=同じ水温」と思い込んでいませんか?
札幌から1〜2時間で海水温は約6℃差。
積丹は8℃台。
石狩は5℃台。
苫小牧は2℃台。
SNSや新聞の釣果情報を頼りに出かけたのに、思うように釣れなかった。
カレンダーで「そろそろ〇〇の時期」と判断しても、最初の釣行はボウズになりがち。
結局、今は何を狙えばいいのか分からない。
この記事では、2026年3月1日時点の蓄積海水温データをもとに、
札幌近郊3エリア(積丹・石狩・苫小牧)の水温差を整理します。
水温と魚種の活性温度を照らし合わせることで、
今月の傾向を数値で考えます。
今回の記事について(3月月中旬)
今回は、2026年3月1日時点の海水温から、
3月上旬の札幌近郊ショアの傾向を整理しました。
※水温と魚種の関係を基礎から整理した記事はこちら
👉 札幌近郊の水温と魚種対応表
https://www.gururugarugon.com/hokkaido-sapporo-water-temperature-fish-species/
💡3月中旬を更新しました!
月末に追記しながら、今月の動きをまとめて検証していきます。
3月1日時点の海水温
積丹:7.2℃ → 8.3℃(+1.1℃)
石狩:5.3℃ → 5.1℃(冷水維持)
苫小牧:2.9℃ → 2.8℃(冬水温帯)
札幌圏内で約5〜6℃差があります。
📊 平年値比較
- 積丹 :平年約6℃ < 2026年約8℃→ 約+2℃前倒し
- 石狩 :平年約4℃ < 2026年5℃ほぼ平年
- 苫小牧:平年約5℃ > 2026年3℃→ 真冬レンジ
※前月(2月)の水温推移はこちら
👉 【2026年2月号】札幌近郊ショア海水温まとめ
https://www.gururugarugon.com/2026-02-hokkaido-sea-temperature/
同じ3月でも、水温帯は明確に分かれています。
3月上旬の考察
結論:2026年3月はどう動くべき?
3月上旬は、
「3月だから」ではなく、
その場所の水温でターゲットを決める月。
エリア別に考える必要があります。
3エリアで水温帯がハッキリわかれている
魚はカレンダーではなく、水温で動きます。
- 7〜8℃帯 → ホッケ・カレイが安定傾向
- 5℃帯 → カレイ・根魚中心
- 2〜3℃帯 → 冷水耐性魚中心
現在は、エリアごとに水温帯が分かれている状態です。
3エリアごとの水温分析
▶ 積丹(8℃台)
軸:ホッケ・カレイ
ホッケ:群れの回遊待ち・中層意識
カレイ:砂地ベタ底・イソメ房掛け
サクラマスは水温10℃前後が目安。
今後の水温上昇とともに動向に注目です。
▶ 石狩(5℃台)
軸:カレイ・根魚
底物が安定傾向。
回遊魚は慎重に判断したい段階です。
▶ 苫小牧(2℃台)
軸:冬水温帯の魚種
深場・港内中心の組み立てが現実的です。
月初結論(3月1日)
3月上旬は、
北海道を一括りにせず、
水温帯でエリアを分けて考える時期。
3月中旬報告レポート(3月15日)
3月上旬〜中旬の海水温変化|3エリアの水温差はどう動いたか
月初の記事では、札幌近郊の3エリアに大きな水温差があることを整理しました。
3月中旬時点でも、この水温差は大きく変化していない可能性が高い状況です。
つまり
積丹方面【春水温】
3月1日8.3℃→3月14日7.9℃
石狩方面【春入口】
3月1日5.1℃→3月14日5.6℃
苫小牧方面【冬水温】
3月1日2.8℃→3月14日2.8℃
という構図は、現在もほぼ維持されています。
この水温分布が、現在の魚種構成につながっていると考えられます。
積丹は7℃後半を維持し日本海の春水温が継続
積丹周辺では海水温が7℃後半を維持しています。
北海道日本海では、水温7℃前後は春の釣りが成立しやすい目安になると言われています。
積丹では現在
・サクラマス
・ホッケ
・カレイ
・マメイカ
・ヤリイカ
などの釣果報告が聞かれています。
これは北海道日本海の春に特徴的な魚種構成です。
水温が上がることで
回遊魚と底物の両方が狙える状態
になります。
そのため積丹は現在
札幌近郊ショアの中でも魚種が多いエリア
になっていると考えられます。
石狩湾は5℃前後で春入口の水温帯
石狩湾の海水温は約5℃前後で推移しています。
石狩湾ではニシン・カレイが主役になっています。
ただし釣果には場所による差が大きい段階です。
特にニシンは、
3月から留萌港周辺での
ニシン開幕の釣果報告が聞かれています。
平年の傾向でも、
ニシンを狙うのであれば、
留萌港周辺で3~5月までは狙えると思います。
3月中旬時点での、
小樽や石狩湾新港周辺のニシン釣果報告は、
「一応釣れてはいるが、群れが薄く終盤戦」という雰囲気です。
そのため石狩湾では
ポイント選びが釣果に影響する可能性
があります。
苫小牧は2〜3℃で平年より低い冬水温
苫小牧周辺の海水温は約2〜3℃とされています。
平年では3月は4〜6℃程度になることが多いため、2026年はやや低めの水温と言えるかもしれません。
この水温では
・スケソウダラ
・カレイ、ソイ、ガヤなどの底者
などの冬魚種が中心になります。
そのため苫小牧は
まだ冬水温帯の釣りが続いている状況
と考えられます。
一方で興味深いのが、温排水の影響を受けるポイントの存在です。
苫小牧東港フェンス前では、温排水の影響と考えられるエリアにマイワシの群れが残っているという情報があります。
水温が低い時期でも、温排水によって局所的に水温が上がるとベイトが残るケースがあります。
総合すると苫小牧は
北海道ショアの中ではまだ冬の釣りが続いているエリア
と考えられます。
3月後半に起きそうな変化|ニシン稚魚ベイトと春ターゲット
3月後半の北海道ショアでは、ベイトの変化が一つのポイントになる可能性があります。
北海道日本海では、2月頃にニシンの産卵が確認されています。
ニシンの卵は、水温が7〜8℃の場合、
孵化までの期間は約2週間前後と言われています。
そのため
2月産卵
↓
3月上旬孵化
↓
3月中旬〜下旬に稚魚
という流れになる可能性があります。
このベイト変化は、魚の捕食対象にも影響すると考えられます。
月中旬結論(3月15日)
2026年3月中旬の北海道ショアは、月初に整理した「日本海は春、太平洋は冬」という構図が、引き続き続いていると考えられます。
積丹では魚種が増え、石狩湾ではカレイ(留萌周辺ではニシン)が主役になり、苫小牧では冬魚中心という流れがはっきりしてきました。
また今回は、苫小牧の温排水周辺にベイトが残る可能性や、日本海側でベイトが変化していく可能性など、月初にはなかった視点も見えてきました。
単に「今何が釣れるか」だけでなく、水温差が魚種の違いや今後の動きにどうつながるのかを考える材料が増えた形です。
3月の北海道ショアは、カレンダーだけでは読み切れません。
カレンダーにエリアごとの水温差と魚の動きをセットで見ることで、今どこで何を狙うべきか、そして次に何が起きそうかを、より整理して判断しやすくなります。
月末総括予定(3月31日)
※ここに追記予定
- 3月全体の水温推移
- 実際に成立した魚種
- 来年へのデータ蓄積
- 4月への展望
総まとめ(2026年3月中旬時点)
今回は、2026年3月1日~14日の海水温データから、
札幌近郊3エリアの水温差と今月の傾向を整理しました。
3月中旬の水温は、
- 積丹:7~8℃台(春移行帯)
- 石狩:5℃台(冷水帯)
- 苫小牧:2℃台(冬水温帯)
この水温帯から考える、現時点の軸ターゲットは以下です。
▶ 積丹
ホッケ・カレイ軸。
サクラマスは水温上昇とともに本格化が視野に入る段階。
▶ 石狩
カレイ・根魚軸。北部でニシン。
▶ 苫小牧
冬水温帯の魚種中心。
3月中旬は、
春か冬かではなく、
水温でターゲットを見極める必要があります。
水温を見る習慣がつけば、
- 今月のターゲットを自分で決められる
- なぜ釣れる/釣れないを説明できる
- カレンダー頼りから抜け出せる
数値で考えることが、再現性につながります。
🔎 月間シリーズ
- ▶ 【2026年2月号】札幌近郊ショア海水温まとめ
https://www.gururugarugon.com/2026-02-hokkaido-sea-temperature/
(今後も月ごとに更新予定)


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